あまり新規のYouTuberは最近見ていなかったが、最近素晴らしいYouTuberを発見した。
スーツ交通だ。
あまり変化のない表情・落ち着いた明快な喋りが聞いていて、とても心地よい。
話しの手数の多さでは、たった一人きりでもヒカルと競るのではなかろうかと感じる。
動画の内容はスーツにネクタイ姿で、バスや電車に乗るといったものだが、よくここまで喋ることがあるなと感心してしまうのだ。
死の東海道GW最悪の混雑 最終ののぞみ64号自由席乗車
彼の動画で初めて出会ったのは、死の東海道GW最悪の混雑最終ののぞみ64号自由席乗車だった。この動画を視聴して、思わず力強くチャンネル登録を押していた。
ゴールデンウィークの最も乗りたくない時間帯の新幹線の自由席に乗り込もうという、なんとも鬼畜な動画だ。
どんな人気YouTuberも、このシンプルかつ過酷な企画を好んで撮影しようという人はいないだろう。
自由席に並ぶ人達が自由席に乗り込むことができず、一斉に指定席(立って乗ることもできる)へ移動する様子をゲルマン民族が駆け抜けていくと実況しているが、このくだりが素晴らしく思わず声を出して笑ってしまっていた。
スーツ交通の落ち着いた実況を聞いていると、古舘伊知郎を思い出すのだ。
機転の利いた比喩表現、話しのテンポ、手数。どれをとっても頭の回転の速さを感じさせる。
これだけのスピードで話しても活舌の良さを感じることもできる。後に、スーツ氏が大学生であるということを知ることになるのだが、驚きを隠せなかった。
話しの面白さだけではなく、電車や飛行機などの乗り物が心から好きなのだろうなということも動画からひしひしと伝わってくる。
新幹線がホームへ滑り込んでくる際に引きのアングルからアップにし、新幹線の表情を明確にとらえている。
恐らくは、若い頃に撮り鉄もしていたのだろう。
乗り物好きの人は、まずスーツ交通の動画へとジャンプしてその目で確かめてきてほしい。
動画自体は電車に乗っている景色が流れているシンプルなものだが、これだけの話しを詰め込めることができストーリーを膨らませ、周りの乗客の様子・自身の心境や疲労度などをここまで鮮明に伝えることができる。
動画が見終わる頃には、自身ものぞみの自由席で立って過ごした後のような疲労感さえ感じるのだ。
新たな動画の可能性を感じると、スーツ交通の動画を見て感じたのだ。
寝台特急サンライズ 常連の乗り方を解説
寝台特急サンライズ常連の乗り方を解説も電車好きの人には是非視聴してもらいたい。
私はいつかサンライズに乗りたいと感じているのだが、楽しみ方をわかりやすく解説してくれており夢が膨らむのだ。
新幹線のなかで匂いが広がりやすいお好み焼きを食べる、というのも玄人なスーツ交通らしいと感じる。
サンライズではシャワーカードが売り切れる事態も発生するということを、スーツ交通の動画を見て初めて知ることができた。トイレの数のポイントまで教えてくれるのだから、この動画は改めてサンライズに乗るときに、是非見たいと思う。
寝る間際までたっぷりと談義は続く。
果たして、スーツ交通は動画が回っていないときでもおそらくはこうやって独り言を話しているのではないだろうか。
寝台特急のなかで眠れない際のポイントなども思わず笑ってしまった。
ここまで、寝台特急サンライズを支援し広めているYouTuberもいないのではなかろうかと思わせる。
先日の動画でも、サンライズ車内で何人かの視聴者さんに会ったと話していたが、間違いなくサンライズ出雲・瀬戸に大きく貢献しているうちの1人だろう。
これからも、スーツ交通のさまざまな動画のアップを楽しみにしていきたいと思う。
↑ブログ村に参加しています