今、よく見ているYouTuberは誰ですか?と尋ねられたら、おそらくはたぐぢエンターテイメントかくんひろかSEIKINだと答えるだろう。
YouTubeを見ているものなら、おそらく知らない人のほうが少ないだろう。
かの有名なHIKAKINの兄だ。
以前にゲームチャンネルのときにも名前を出したことはあったが、SEIKINにフォーカスを当てた記事は書いたことがなかった。
KEEP YOUR HEAD UP
この歌を聴いたことがあるだろうか?
私は他の歌は聴いたことがあったけれど、この歌に関してはなぜか再生したことがなかった。
この歌を初めて聴いたのは、つい最近のこと。この歌を聴いて、ようやくなるほどと合点した。
SEIKINの声が抜群に良い。
SEIKINファンからは何を今更と言われるかもしれないが、素晴らしい歌声だなと改めて、つい最近思ったのだ。
SEIKINがもしも、「HIKAKINの兄」という特徴しか無ければおそらくは伸びても登録者数100万人ほどで推移していただろう。
363万人。
これは2019年8月時点のSEIKINのメインチャンネルの登録者数だ。
100万人はHIKAKIN効果も多少はあるのかもしれないが、残りの263万人は違うと感じる。
SEIKINしか持つことのないキャラクターや爽やかさ、歌声などの魅力に気付いてチャンネル登録をプッシュした人達なのだろう。
SEIKINのレビュー動画が見やすい理由
SEIKINのチャンネルではレビュー企画が多いことが特徴だ。
恐らくはAmazonの段ボールで部屋が埋もれそうな量の荷物が日々届きそうだが、そのような段ボール処理もSEIKINはきちんとしているのだろうなと感じさせる。
そのようなレビュー動画の際に、とても細やかな商品説明が魅力的だ。
気になる部分はしっかりと手元を見せてもらえるし、自身が使用してみて良くないと思った箇所は素直に批評してくれる。これには、瀬戸弘司と通ずるものも感じる。
案外、物撮りのときに手元をアップで映すYouTuberは少ない。お決まりのカメラの前まで商品を近付け、後ろから手をかざす美容系YouTuberのような紹介をしている人が本当に多い。
が、案外これは見づらいのだ。
手元はブレるし、商品は小さくピントが合わないままで見ていて消化不良を起こすこともある。
だからこそ、SEIKINのような物撮りは視聴者目線に立っているなと改めて感じるのだ。
SEIKINの商品紹介を見ていると、思わず購入したくなるものも時々あるのだ。
SEIKINが紹介したポップコーン製造マシーン
以前にSEIKINが紹介していたポップコーン製造マシーンは、こんなものがあったのか!と驚嘆し、いつの日か必ず入手しようと固く心に誓うほどだった。
遊び心を感じた動画は、エブリバーガーの巨大バージョンを自身の手で作るというもの。
美味しそうに出来上がったのをみて、思わず自分も作ろう!とはならなかったが、エブリバーガーをひっそりと買いに出かけたのだった。
最近では、一人流しタピオカの動画が少しツボに入ってしまった。あんなに一人で一所懸命に流しタピオカに興じるYouTuberも少ないだろう。
派手な企画はとても少ない。
1人部屋にこもり、もくもくと撮れる動画をコツコツと配信し続けている。
コテコテとしたたぐぢエンターテイメントやくんひろ(は爽やか担当だっただろうか?)を見たあとに、SEIKINの動画を見るとお口直しのシャーベットのような感覚になるのだ。
「あぁ、サッパリした」と思いながらYouTubeを閉じることができる。
また、HIKAKINにも言えることだが一人笑いが面白いのだ。
自分が吐いたギャグや面白い商品・食品などと出会ったとき、よくHIKAKINとSEIKINは一人笑いするのだが、それが面白いからついこちらも笑ってしまうのだ。
この一人笑いが面白いYouTuberは本当に強いと感じさせる。
自分でボケて、観客側の反応も自分で演じられるからだ。
通常のグループYouTuberならば、ボケ・ツッコミ・笑い役などそれぞれに役割を担うことが多いが、これを一人で担う場合にはどんな状況も笑い飛ばせる力が必要だとHIKAKINとSEIKINの動画を見ていて改めて思う。
今後も彼の一人笑いと歌声に注目していきたい。