私は数あるゲームのなかでも、バイオハザード実況が最も好きだ。
バイオハザード1を一番プレイしていたのだが、あの操作性の悪さは未だに覚えている。
一番プレイした割に、主人公をまともに歩かせることもままならなかったと記憶している。
何度、ゾンビの格好の餌食となったことか・・。
声のないゲーム実況の良さを知る
つい2週間ほど前だったとは思うが、バイオハザード1のゲーム実況が見たいと思い立ち、チャンネルを検索したところあるチャンネルがヒットした。
GTX660 AlmostBroken。
名前が呼びづらいからだろう、視聴者からはオワタさんと呼ばれている。
声を一切出さずに、華麗なノーダメージクリア・的確な字幕のアドバイスが持ち味のYouTuberだ。
私はそれまでゲーム実況において、声を出さない人の動画を見たことがなかったと記憶している。恐らく見たとしても「つまらない」と感じ、すぐにチャンネルを移ってしまっていたのだろう。
バイオハザード1の懐かしい画面が見たいという思いから、その声を一切出さないゲーム実況というものを初めて体験したのだった。
ゾンビの気持ち悪さなどではなく
バイオハザード1で最も恐怖なのは、静寂なのである。
これはゲームなのかと思うくらいに、冷たく不気味な静寂に包まれたシーンが多く、ドアを開く音がテレビから響くのだ。
バイオハザードは回を重ねるごとに映像がクリアになり、ゾンビや戦闘シーンはリアルさを増し、映画でも見ているかのような気分になる。
しかし、ホラーゲームではあるのだが、とても賑やかなのだ。
画面の華やかさや夜の帳の音、精巧に作り込まれた操作音も。
そのため、オワタ氏の字幕のみの実況は、バイオハザード1の肝ともいえるシンプルさと静寂さが恐ろしいほどに際立つのだ。
その背中がひやりとする感覚を思い出しながら、なるほど。バイオハザード1において、声の実況は必要ないのだなと合点がいった。
圧倒的に分かりやすく、視聴者目線に立った字幕を知ることになる
始めのうちは、さぞやシンプルな字幕なのだろうと思っていたが全く、そうではない。
ストーリーを邪魔せずに、視聴者へ的確にゲーム攻略をアドバイスしつつ、時折笑いやほっと安心できるような字幕も挟んでくれる。
ちなみに、私は「えいっ」の字幕がとても好きだ。
本日の時点でGTX660 AlmostBrokenのチャンネル登録者数は、43000人。
恐らくは、純粋なバイオハザードファンであり、オワタ氏の人柄に惹かれたファンの人数なのだろう。
コメント欄が驚くほど温かく、穏やかなのもオワタ氏の動画の特徴だ。
全てには無理であるが、返せる人達へ出来る限りの丁寧で温かなコメントを返している。
これほど多くの視聴者を抱える人が、ここまでコメントを丁寧に返しているチャンネルを、私は他に知らない。声ではなく、文面のやり取りだけでここまで動画としてコミュニケーションがとれるものなのだな、とそこには新たな発見があった。
声のないゲーム実況が仕事中に向いている理由
自身ではとてもここまで軽快なプレイはできないため、オワタ氏の動画を見ているととても爽快な気持ちになる。
自身が無双しているような気分にさせてもらえるのだ。
そして、やはり私は仕事中にゲーム実況の動画を流しているのだが、声の実況が入らない分、仕事にも集中させてもらえる。仕事に集中できる分見逃してしまうシーンも多いのだが、つまりは何度見ても楽しめるということなのだ。
オワタ氏の動画を見ていると、声がないのに温かさを感じるのだ。
今後、ますます登録者数も伸び、チャンネルが成長していくことをファンとして期待したい。
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